JLPT N2 · Graded reading

時計とよっちゃん

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もう、よっちゃんは、針箱をふみだいにしても手がとどきませんでした。また、着物をいれるたんすは、脊が高いから、その前に立ってもよっちゃんは、円い白い時計の顔を見ることさえできませんでした。よっちゃんは、どんなにさびしく思ったでありましょう。けれど、時計をそんな、高いところに載せておくのは、お母さんにも、不便でありました。なぜならお母さんは、すわっていて、時間を見ることができなかったからであります。いつのまにか、お母さんは、また、時計を茶だんすの上へ持ってきました。よっちゃんは、また、円い白い顔をいままでのように見ることができるようになりました。

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  • 針箱はりばこno gloss yet

From 小川未明, 時計とよっちゃん via Aozora Bunko. Public domain; transcribed and proofread by Aozora Bunko volunteers.