JLPT N1 · Graded reading

おかしいまちがい

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ある田舎に、一人の男がありました。その男は、貧乏な暮らしをしていました。

「ほんとうに、つまらない、なにひとつおもしろいことはなし、毎日おなじようなことをして、日を送っているのだが、それにも飽きてしまった。」

男は、そう思いました。そして、あう人に向かって愚痴をもらしました。

これを聞いた人々の中には、

「これは、おまえさんばかりがそうなのではない、みんながそうなのですよ、しかし、いったからとてしかたがないから黙っているのですよ。」といったものもあります。

From 小川未明, おかしいまちがい via Aozora Bunko. Public domain; transcribed and proofread by Aozora Bunko volunteers.