JLPT N1 · Graded reading

豆潜水艇の行方

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「し、島だ……」

「島を見ただけなら、なにもそんなにおどろくことはないじゃありませんか」

「と、ところが、あたり前じゃないんだ」

と、青木学士のことばは、すぐとぎれてしまいます。

「あたり前の島でないというと、どんな島?」

「それが、どうもへんなのだ。外国の水兵が立って番をしているんだ。しかも服装から見ると、アメリカの水兵なんだ。おどろくのもむりではないじゃないか」

青木学士は、ようやくあたり前にお話ができるようになりました。

From 海野十三, 豆潜水艇の行方 via Aozora Bunko. Public domain; transcribed and proofread by Aozora Bunko volunteers.