JLPT N2 · Graded reading
ふるさと
100% N2 vocabulary · 218 characters · 0 words to look up
「あ、それでわかった。年よりたちが、山を越えて、遠くへいってはならないといったのはそのためだ。だれでも、自分たちが、いちばん偉いと思っていれば、たとえ不自由をしても、のんきでいられるからだ。」
こんなことを話しているうちに、いつしか、黙っているという誓いを忘れて、ふたりは、人間がやっている音楽の音に、自分たちも負けない気でうたいはじめたのでした。
すると、ふたりのほかに、どこからか、自分たちと同じような声で、うたったものがあります。
From 小川未明, ふるさと via Aozora Bunko. Public domain; transcribed and proofread by Aozora Bunko volunteers.