JLPT N2 · Graded reading
初夏の空で笑う女
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両親は、いつか、娘が自身で気がつくときがあるであろうと思って、涙ながらに、それを許しました。
娘は、あるときは、雲の流れる方へ向かって歩いていきました。また、あるときは、水の流れる方へ向かって、旅を続けました。そして、白壁や、赤い煉瓦などの見える、気持ちのいい町へ着きました。
彼女は、町の中を歩いていますと、小さな劇場のようなところがあって、そこには美しい花の飾りがしてあり、旗などが立ててありました。そして、看板に、「どなたでも、踊りたいと思う人は、踊りなさい。歌いたいと思われる人は、歌いなさい。そのかわり、上手でなければ、人々が笑います。」と、書いてありました。
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- 白壁しらかべno gloss yet
From 小川未明, 初夏の空で笑う女 via Aozora Bunko. Public domain; transcribed and proofread by Aozora Bunko volunteers.