JLPT N1 · Graded reading
はちの巣
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そののち、光子さんは毎日梅の木の下に立って、その巣の大きくなるのを見るのがなんとなくたのしみでありました。
「もう、今日はあんなに大きくなった。」
しかし、それはほんとうにすこしずつしか大きくならなかったのです。二匹のはちが小さな口にくわえてきた材料を、自分の口から出るつばでかためていくのでありましたから、なかなかたいへんなことです。けれど、はちは、たゆまずうまずに、朝も晩も巣をつくることに、いっしょうけんめいでありました。
From 小川未明, はちの巣 via Aozora Bunko. Public domain; transcribed and proofread by Aozora Bunko volunteers.